物販をやっている人に[不良在庫]というワードは、やり続ける以上、絶対について回る言葉ですし、常に意識していなければならない言葉ですね。不良在庫、なんとも嫌な響きですね… でもこれをちゃんと意識していないと後々大変なことになってしまうかもしれません。
法人の方は決算の時、個人事業主の方は年末ですが、決算の時に利益が出ているのに、不良在庫(今売っても利益が取れないもの、もしくは全く売れなくなったもの)を抱えたままであれば、本末転倒ということです。
以前にもこちらのblogで記事を書いていますが、たとえ計算上、月の利益が100万円以上、出ていたとしても、不良在庫が50万円分あるのならば、全くの検討違いで利益は50万です。
月利100万行ったとしても
https://fat-pockets.com/getsuri-100/
できれば、四半期ごとに在庫処分、決算までには0に
なんとなく不良在庫を持ち続けるのは本当にNGです。在庫は現金が商品というモノに変わったものですから、今それを売ったら仕入れた時の金額を下回るということが分かっているのであれば、負債を抱えているのと同じことです。
なので、できれば四半期ごとに処分していきましょう。決算(年末)までには必ず0にしていきましょう。物販なので、毎年必ず不良在庫は出てきます。なので、めんどくさいからと言って貯めていくと、塵も積もれば山となる 理論で、利益が出ているはずなのに実際はあまり儲かっていなかったという人もいると思います。
売れない在庫の行先
以前にもこちらのblogで書いていますが、まずは定番のヤフオクですね。それでもダメならハードオフなどのリサイクルショップなども検討しましょう。
値段を下げても売れない在庫はどうするか
https://fat-pockets.com/zaiko_last/
大量の資金を在庫に変えた結果
僕の知人で、融資を3000万円ほど受けて、大量の資金を在庫に替えた結果、売り上げアップで月の利益が200万になったにもかかわらず、不良在庫が150万円ほどあったという人がいました。
その不良在庫はどうしようもなく結局、リサイクルショップでなんとか捌いたところ、30万円くらいにしかならなかったという人がいました。120万円の損失ですね。なので、正確な利益は70万だったということです。
処理が手間であれば、外注するのもあり
とにかく不良在庫はなんとなく維持するものではありません。めんどくさい気持ちはとてもよくわかります。はっきり言って不良在庫処理は生産的な作業ではないですからね。資金に余裕がある方は、その処理を外注するのも、イイかもしれません。クラウドワークスで募って、捌いた金額の10~20%報酬として支払うなどで条件を付けてお願いするのもイイですね。
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