月利100万行ったとしても

Amazon輸入物販を実践している情報発信者のメルマガや
ブログを読んでいると、月利100万円行きました！
と書いている人をちらほらみかけます。


丁寧な人だとプライスターの利益額のところをスクショして、
貼り付けてアピールしている人までいたりしますね。


確かに月利で100万円に利益額が到達するのは大したものだと思います。


Amazon輸入転売は、やればやるほど利益が積みましていくもの
なので、寝食以外を全て物販作業や捧げて頑張った人として、
充分にリスペクトに値すると思います。


ただ月利で100万円行ったものの、その時に在庫が、
2000万円あって、その内の半分が既に価値を毀損した
不良在庫であったとしたらどうでしょうか。


もっと極端な事を言ったら、資金が一億円あったとして、
そのほとんどを在庫に替えて販売したとしたら、
月利で100万円は簡単に行きますよね。


Amazon輸入転売で、資金がある人が勝って、
誰でも月利100万円は必ず到達すると謳っている
情報発信者の言い分はこういうセオリーな訳です。


確かに理論値では行くし、単純に行動量であるかなと思います。


しかし普通にお勤めの方や二十代の若い人が
簡単に何千万と借り入れしたり、
預貯金があったりするでしょうか。


そもそも利益が月利100万円あったとしても、
抱えている在庫のほとんどが、相場が戻るあてがなく、
現状売ったら大きく赤字になってしまうものであれば、
決して、おお手を振って月利100万とはいえないのではないでしょうか。


在庫は悪であり、不良在庫は負債に等しいのです。


なので、厳密は利益計算を行おうとしたら、
毎月の利益額から今ある在庫不良在庫のマイナス分の
トータルを差し引いて計算するのも良い考え方です。


Amazon輸入転売で一番困ることは、在庫が動かなくなることです。


不良在庫でも、赤字でもまだ売ることができて
損切り出来るレベルであれば、まだ良いです。


しかし商品の価値は、既に衰退期に入っていてニーズが
ほぼない様な商品を大量に抱えながら、今月売れたものだけを計算して、
月利100万円だ、200万円だと、謳っているのはいかがなものかと思います。


物販は利益の計算が比較的複雑で、完璧な利益の計算というのは、
なかなか難しいですが、在庫のことをぼんやりほっておくと
後々大変なことになります。


月末には必ず棚卸をして、不良在庫がいくら分くらいあるかを把握して、
それも利益額から引いて計算しましょう。


そうすることで、本当の利益を計算できますし、適正な在庫量を
キープすることに努めることができます。


この辺りは意識してやっていきましょう。