Amazon物販って一体何なのか

Amazon物販

Amazon物販というと、普通に考えたらAmazonで商品を売ることですが、その前に “Amazon輸入転売” というキーワードが独り歩きして、いつしかAmazonで物販を実践することの総称のようなイメージになってしまっている印象があります。その起源、由来は2011年~2012年頃の空前の円高ブーム(1ドル75円~80円)の時に大流行したAmazon.comから小売りで仕入れしてAmazon.co.jpで転売するという手法が出現した時からであると考えています。

しかし今やAmazonで物販ビジネスをする手法は多岐にわたっています。ということで、これからAmazon物販を始めたいという初心者の方に向けて、一旦整理してそれぞれを定義してみたいと思います。

Amazon物販 初心者向け

・Amazon輸入転売
これは前述の通り、2011年~2012年頃の円高ブーム(1ドル75円~80円)の頃にEC業者の間で大流行したAmazon.comから小売りで仕入れして、Amazon.co.jpで転売するという手法です。それまでネット物販といえば、ebayから中古のヴィンテージ商材を仕入れてヤフオクで販売するというのが主流でした。Amazonが売れるというのが知れ渡ると猫も杓子もAmazonという流れになったと記憶しています。

ちなみに僕がAmazonに参入したのもこの頃です。日本で売れている商品とアメリカのAmazonとで同じ商品で価格差があるものをみつけて、ひたすら仕入れていくというシンプルで簡単な手法です。今でも実践者が多く普通に稼げる手法です。僕は2012年から2014年くらいまでやってました。Amazon.com仕入れに慣れてきたら、ebayで同じ商品をセラーに交渉して値引きしてもらうという流れでした。

・Amazon国内転売
いわゆる “せどり” という手法ですね。元々はブックオフの100円のワゴンセールで大量に古本を仕入れて、Amazonでひたすら売っていくという手法です。それから本だけにとどまらず、家電、工具、雑貨など、Amazonで規制なく売れるものは何でもイケるということになり、ヤマダ電機や、ホームセンター、ドン・キホーテなどでも大量に小売り仕入れするプレイヤーも多く出現してきました。

これも売れることが分かっていて仕入れするので、在庫リスクの少ない手堅い手法です。僕の場合は、2014年頃、ほんの少しやってみたことがあります。ヤマダ電機の蚤の市へ群馬の前橋市まで車で行ったことがあります。あれは大変だったなぁ~。

・Amazon国内メーカー取引
こちらも今、実践者が多いですが、僕が今から始めるならこれをおススメします。Amazonで売れている国内のメーカーの商品をリサーチして、国内メーカーにアプローチして仕入れて売っていく手法です。メリットとしてはメーカーからの仕入れの為、最も安い卸値で仕入られるので相乗り出品で小売り仕入れしている競合に価格競争に陥っても負けないということです。メーカーとの関係構築、交渉を重ねればAmazon独占も可能です。ただ現金での仕入れがメインになるので、ある程度の資金が必要です。ちなみに僕は2014年くらいから現在も実践中です。

Amazon物販 中,上級者]向け

・Amazon卸・メーカー取引
Amazon内で”並行輸入品”と謳って売れている商品を海外の卸業者、問屋、メーカーなどからロットで仕入れる手法です。卸業者もメーカーも一旦繋がるとリピート仕入れになるので、非常に楽で利益も安定します。僕の場合は仕入れたい商品のネットショップに手当たり次第にメールしていき、交渉をしてロット仕入れしています。ただ独占販売ではないので、相乗り出品で競合と競ることになります。それでも小売り仕入れでのAmazon輸入転売プレイヤーほどは数が多くないので、相場の変動はさほど激しくないです。

・Amazon総代理輸入販売
メーカーから日本での独占販売権を取得して、日本での総代理店となる手法です。つまり日本でこの商品を販売するなら、必ずウチから仕入れてくださいねという形を取れることになります。Amazonのランキングで売れている商品の独占販売権を取得できたら、もう無双です。ただ売れている商品の独占販売権を取得するのは、初心者の内はかなり難しいです。これから日本でマーケットを作っていくようなスタートアップの会社の独占販売権を取得するのはさほど難しいことではありません。

・AmazonOEM物販
中国の工場、日本国内のメーカーで、自社のオリジナル商品を作ってもらい、Amazon.co.jpで販売する手法です。中国輸入を以前からやっていた人に有利なスタイルです。肝となるのは、Amazon.co.jpの中で、検索されるボリュームが多いキーワードを持った商材を作るということになるかと思います。中国輸入OEMは2013~2015年くらいに大流行して、同じ商品のロゴ違いの商品ページが乱立したり、元々単価が低い商品ページに競合が集まり過ぎて相場崩れで赤字になったりするということが頻繫に起こりました。またあらゆる手を使ってくる中国人セラーとの熾烈な戦いもあります。故に上級者向けと言えるでしょう。

まとめ、どの手法でも売れるモノありき

本日は、Amazon輸入転売と総称される様々な形態のAmazon物販について、それぞれを解説してみました。一口にAmazon物販と言っても、現在は、いろいろな手法があります。一つ、どの手法でも共通することは、“売れるものありき”ということです。売れるかどうかわからないけど、自分が好きだから売るではなく、市場のニーズ があるから仕入れするということが大前提です。その上で、自分が扱っていて、違和感を感じないものを販売するというのが良いです。ご参考になれば幸いです。

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