僕が今のところクラファンをやらない理由

コラム

最近はmakuake、キャンプファイヤーなどのクラファンが盛り上がっていますね。僕の周りの物販プレイヤーも結構やっている人が増えてきました。元々僕は輸入から入っていますので、海外メーカーの総代理店は、とても興味があってやりたいな~なんて思っているのですが、実はまだやったことないんですね。クラファンやっている人を羨ましいなと思う反面、最近ちょっと…思うこともあるので、それについて個人的視点で思う事を書きつらねてみました。

クラファン専門屋さんだとメーカーに不義理

最近よく、クラファン専門屋さんみたいな方がいらっしゃいます。一年間に何回もクラファンを行ってその集めた資金で食べていくとスタンスを取るということですね。次から次へと様々なメーカーの総代理店となるということですね。まあビジネスモデル的にはアリですし、場合によってはすごく儲かる時もあるでしょう。

でも、それってあまりに自分都合過ぎませんかね。メーカーからしてみれば、その商品の開発に時間とお金と労力を何年も注いできて、やっと出来た”虎の子”の日本のマーケットを任せるのに、クラファンで売れなかったら「はい、あなたの商品は日本マーケットに合わなかったからもう終わりね」ということを年に何回もやるのって、いかがなものでしょうか。結構不義理ですよね。

国内でも海外でもメーカー取引をしていると、自然と営業の方と顔を合わせて話したり、商品のことを話したり、購入者のことを話したりします。ネット物販といえど、やはり人と人と繋がりって大事なんですよね。自己都合ばっかりでのビジネスは長く続かないと考えています。

クラファン後、ちゃんと売れていくかどうかは不明

新しい商品、革新的な商品、画期的な商品は、クラファンをやった後にAmazon、楽天など大手モールで売れていくかそうかはわかりません。なぜなら市場にキーワードが存在していないからです。キーワードがないということは、検索しようがないので商品ページにたどり着かないということです。となると、クラファン後は、その商品のプロモーション活動を一からやらなければならないということです。

PRサイトやネット上に広告を売ったり、展示会に出店してリアルの問屋さんを開拓したり、属性の近いお店などに対し足で営業をかけていったりと、泥臭い商品広報活動をしていかなければ、その商品を売ることはできないのでは、と考えています。それが心底惚れ込んでしまった商品ならやる気も起こりますが、年に何回もクラファン行う人って、そんなにプロモーションがそれぞれできるのかなと。

同じ様な商品が乱発してきている

今までにない新しいもの、革新的なモノをいち早く紹介することがクラファンの売りであるにもかかわらず、最近は同じクラファンサイト上に似たような商品が頻繫に上がってきている気がします。アリババサイトで探したら、同様の商品がみつかったり。しかし同じような商品でも普通に資金が集まってしまうというのが、また何とも言えないところですが…。まあバブルということなんでしょうかね。

応援購入が本来の目的なのに売る場所と化している

発起人のアツい想いをサービスや商品を形にする為に資金を募ることが、本来の目的であるのにも関わらず、今のクラファンは普通に物販する為の場所になっていて少しいびつな印象がありますね。熱意や想いに共感して応援したいと思ってお金を出してもらうものなのに、いつのまにか、どれだけの金額をいったかどうかを競い合うだけのモノになっている様な気もします。

やるなら、キーワードがあるもしくは近いもの、メーカーの思いを大事に

とはいえ、クラファン自体を否定するつもりは全くありません。インターネットが全世界に普及した現在だからこそできる事ですし、革新的で素晴らしいと思っています。頭の中にアイデアはあるけど、資金がない、だから俺に投資してください、ということをカンタンに実現できて、凄いと思っています。

もしメーカー総代理店でクラファンをやるなら、メーカーの思いをキチンと汲み取って、キチンと最後まで面倒みるくらいの気持ちをもって取り組むべきかなと思います。

またもっとビジネスライクに考えるなら、後々Amazonや楽天で継続的に売っていくことを考えて、すでにモール内にキーワードが存在する商品を扱っていくのが、良いと思います。以上、現段階で、クラファンに対する私的に思うこと書きつらねてみました。

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