他の商品より使用期間が2倍なら値段が上げられる

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EC弱者は差別化必須

物販ビジネスは常に競合他社とのせめぎ合いです。我々のようなECにおいての弱者は差別化を常に意識する必要があります。そんなことを念頭において今日は“使用期間を長くすることで値段を上げられる” ということをテーマに書いてみたいと思います。

パナソニックと東レの浄水器

僕は今、家で使う水道の蛇口に取り付けるタイプの浄水器を買いたいなと思っていて、価格コムで何が売れているのかをチェックしたり、近所のホームセンターや家電量販店に行って実物を見たり調査してます。ネットの価格コムではパナソニックの1年間カートリッジの交換なしで7,000円くらいのが1位で売れているようでした。

一方、近所のホームセンターや家電量販店などのリアル店舗の調査ですが、どのお店も東レのトレビーノシリーズが大きく面だししてあり、かなり推しているようでした。ネットで売れているパナソニックのものはほとんど置いてありません。東レのトレビーノは2,3ヶ月間に一回カートリッジを交換する必要があるけど、浄水器本体の値段は、2,000~3,500円と買いやすい値段設定。
因みに交換用のカートリッジもトレビーノの方はパナソニックの約半額です。細かく計算することは省き、製品のグレードによってもまちまちであるかと思いますが、恐らく1年間でかかるコストはパナソニックも東レのトレビーノもほぼ同じかと推測します。

使用期間を長くすれば値段は上げられる

でもここで言いたいのは、パナソニックが使用期間を長くして値段を高く設定していることです。使える期間が長くなるのであれば、使用期間が短い商品よりも付加価値がついて値段が上げられるということです。

ファストファッションも然り

GU、しまむらなどのファストファッションなどは、値段が安くて気軽に買いやすいですが、結構すぐにダメになったりして長くもたないですよね。同じ洋服でも生地や質にこだわったブランドの洋服は、先に挙げた二社よりも値段設定が高いけど、長持ちするから高くしても売れるという理由の同じですね。

めんどくさいことやる意識が大切

使用期間を長くすることは、商品開発にかなりの時間を要しなければならないので、なかなか一朝一夕にはいきませんが、そういった他人がめんどくさくてやらないことを自分がやることによって大きな参入障壁となります。差別化を意識して他人がやらない、もしくはやりそうにない いわゆる”めんどくさい事”をやって大きく差別化していきましょう。

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