並行輸入品の危うさ

Amazon物販

先日、商品をお買い上げのお客様から初期不良の疑いということで返品依頼がありました。早速メーカーに連絡を取って対応をお願いしました。着払いでメーカーまで送ってくださいと顧客に伝えてくださいとのこと。顧客にメーカーへ送ってもらったところ、初期不良の判断されて無事に新品と交換という流れになりました。

やっぱりメーカーから正規のルートで仕入れていると、こういう時楽だなぁとつくづく実感しました。僕がAmazonをやり始めた8年前、2012年頃は並行輸入品ばっかり販売していました。返品があると、どうしよう…から始まり 本当に嫌だったなぁ…としみじみ思い返しました。ということで、今日は並行輸入品の危うさについて書いてみたいと思います。

メーカー保証がつかないので返品処理はすべて自社

並行輸入品というのは、メーカーから正規の代理店として認められていない状態で売る商品のことです。なので初期不良などがあっても、すべて販売者である自分が対応をしてなければなりません。これが結構大変です。AmazonのFBAで販売していると、実際は初期不良でもなんでもないのに「使い方が分からない」「やっぱりいらないと思った」「思ってたのと違った」などの、気分で返品してくる”輩(やから)”が一定数存在することに気が付きます。

返品されるとAmazonの倉庫に返されるので、それをまず自社に戻します。その後動作確認、検品して問題なければ、中古として再出品という流れになります。これは結構手間です。時間もかなり取られます。再出品できればまだ良いですが、悪質な場合、本当は気が変わって返品したいのだけど、何も瑕疵がないと無償返品できないので、自分で壊してわざと初期不良の理由を作って返品してくる”輩(やから)”もいます。

真贋調査で、正規ルートを証明できない場合がある

購入者が「これはニセモノでは?」という申告がAmazonに入ると、出品者にAmazonから真贋調査が入ってまず出品停止になります。正規のルートで仕入れていれば、メーカーからの請求書などを出せば一発解除です。

しかしいわゆる”並行輸入品”海外の二次卸からの輸入やAmazon.comなどからの小売り仕入れの場合、これが結構難しいです。大きなネットショップから仕入れていて、そこのお店が間違いなくメーカーから仕入れているだろうと確信できたとしても、メーカーから仕入れていることの証明を仕入れ先から提出してもらうというのはなかなか難しいです。そもそも仕入れ先の海外ネットショップにしてみれば、なぜそんなことをしなければならないのか?メーカーとの取引の明細をみせたらいくらで仕入れているのかも筒抜けになってしまうじゃないか、と思うからです。

まとめ:

“安く仕入れたら勝ち”という、ひと昔前のAmazon輸入販売では、海外の代理店、問屋から並行輸入品をロットで仕入れたら勝てるという時代でした。しかし今のAmazonでは、並行輸入品を扱うのは段々と風当たりが強くなってきています。キチンとメーカーから正規ルートで仕入れていれば、真贋調査は怖くありません。やましい気持ちなく正々堂々とビジネスが出来ます。なので、これからAmazon物販を始められるのであれば、やはり国内でも海外でもメーカー取引をおススメします。

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