こんにちは、TZAです。本日はメーカーに取引依頼を打診したところ、楽天、ヤフーショッピングに出品するなら良いけど、AmazonはNGと言われてから独占を取る方法について書いてみたいと思います。
Amazonはダメと言われるケースは意外と多いです。ECをよく知らないメーカーさんが、なんとなく意味なく嫌っているという場合もあります。そんな時はメーカーの担当者さんにまずAmazonの仕組みを端的に教えてあげる必要があります。
メーカーさんに教えてあげるべきAmazonの仕組みの特徴は、以下の3点です。
- 型番商品のページは1ページのみ。そこに複数の出品者がぶら下がる
- ショッピングカートを取りたい為に価格競争になる
- 出品者の多くは自動価格調整ツールを導入している
この説明をなるべくわかりやすく伝える必要があります。できれば動画だとベターです。Amazonの場合、商品ページは1商品につき1ページしかないので、お客さんさえいれば毎月売れる数は変わらない訳です。その売れる数を複数の出品者が値下げ合戦して食い合いをしている状況ですと。
このようなことは我々EC業者からしてみたら当然のごとく知っていることですが、メーカーさんは意外なほどに知らないのです。だからすでに多くの出品者がいる場合、出品者を絞ることができれば価格破壊は避けられますよと。宜しければ私がそのお手伝いを致しますよと、という交渉にすればより良いです。
現在のAmazonは大手ECモールの中で最も集客力があるプラットフォームです。売れるのになんとなく嫌いだからといって避けていては機会損失でもったいないです。ただメーカーとしてはブランド価値の毀損を最も嫌うので、価格破壊状態をひどく懸念している訳ですね。
もし現状Amazonでそのメーカーの商品を販売していないのであれば、それはAmazon独占販売できるチャンスになります。誰がどのくらいの量を売ってもAmazon的にもメーカー的にも同じです。メーカーにしてみれば一人の販売者にしか卸していないので価格は守られますし出荷作業も煩雑にならなくて済みます。メリットだらけです。
仮にすでに複数の卸先がAmazonで販売していて現状価格崩壊に悩んでいるという状況であれば、上記の仕組みを教えてあげることで、メーカーにとっての救世主になれる可能性があります。まずは出品者を絞る作業からお手伝いをしていくと信頼してもらえる可能性が高まります。そこからAmazon独占を目指していくのが良いです。
ここで勘の良い方であればお気づきになったのではないかと思います。それを教えたらメーカー事体がAmazonに出品するようになるんじゃないの?ということです。これは確かにその通りです。メーカーにしてみたら、わざわざ第三者の我々に利益分け与えることなんかしなくてもメーカー自社直販なら手間が省けるでしょ、と思われるかと思います。
しかし意外にも僕の経験上そうはならないことがほとんどです。なぜならメーカーにしてみたら販売部署を新たに作らなければならなくなりますし人員確保も必要になります。それに販売者側からこういった情報を教えてもらうことも少ないので、我々に対して有難みを感じてくれるようになっているからです。餅は餅屋に落ち着くことがほとんどです。なのでここはメーカーと結託して行っていくパターンがほとんどです。
ということで、本日はメーカーにAmazonはダメと言われた場合から交渉してAmazon独占に持っていく方法について書いてみました。既に複数の出品者がいる場合はなかなか手間と時間もかかりますが、やってみる価値はあります。そしてそのメーカーの商品がまだAmazon未出品であれば後から入ってくる出品者を止めることができるので非常にチャンスになります。
以上、ご参考になれば幸いです。
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