先日、noteでこんな記事を読みました。
[全店舗閉店して会社を清算することに決めました]
https://bit.ly/2zYre5D
投稿者さんは東北でカフェを営むオーナーさんだったのですが、今回のコロナウィルスの影響で仮に3ヶ月以内に売上が70%程度に回復したとしても年内倒産が濃厚 と判断されての決断だったとのことです。
飲食店は本当に厳しいんだな、ということがひしひしと伝わってくる文面でした。
損切りの決断は早ければ早いほど良いと思います。
それは病気の早期発見に似ているとも言えます。
物販で言えば、滞留している不良在庫を早めにバッサリと損切りすることです。
今回の有事は、大地震やリーマンショックとは別のことだと思います。
だましだましやってきてもう大丈夫だと、思ったところに第二波、第三波の流れなども考え得るからです。
最近アフターコロナと銘打ったタイトルの記事をよく目にします。一度蔓延してしまった疫病を完全に撲滅させることは難しく、ウイルスとどうやって共存していくべきかという記事のことですね。
特効薬が開発されて安全に実用化されるまでには、早くても数年はかかる見込みです。となると、飲食店や旅行関係の業態事体の改変を検討される局面になるのではないかと思います。
なくなりはしないでしょうが、ソーシャルディスタンスを保つ為に広いスペースが必要な故に、都会では賃料の問題で難しいので飲食業は郊外がメインになるかもしれません。
投稿者の方は、ご家族もいて写真を見る限りたくさんのスタッフもいて、この決断は本当に断腸の思いで勇気のいる決断だったと察しがつきます。そして、noteに投稿して同じ様な思いをしている同業者の方々に勇気を与えてくれているのも見上げたものだと思います。
ビジネスをやっていると、小さなことから大きいことまで、とかくトラブルはつきものです。そしてそれは全て自己責任によって解決していかなくてはなりません。
その時に必要なものは、決断力 であると考えます。
今回のこの方の決断が正しいのかどうかは、誰にも分かりません。もしかしたら、早めに終着を迎えて別に継続しても問題なかったじゃん、となるかもしれません。はたまた今後2,3年コロナウィルスと戦いながら共存になり、後々振り返ると大英断だったとなるかもしれません。
ただ現時点で一つ言えるのは、この人にとっての今一番正しい決断がこれだったということです。
どんな局面にさらされていようとも、経営者というのは、責任と伴って何かしら早めの決断をしなくてはなりません。ここが非常に大事であると考えます。
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