Amazon売上金入金の引き当て金

Amazon物販

通常、Amazonの大口出品アカウントでの入金サイクルは2週間に一回です。ただそれは毎月1日と15日とか、5日と20日とか、お給料のように決められているものではありません。アカウントを作った日から数えて二週間という、出品者ごとにそれぞれ異なるシステムになっています。

因みにヤフーショッピングは末締め翌月27日支払いで分かりやすく明朗会計です。そして楽天はというと、なんと三ヶ月前の売上がその後の支払い額と相殺されて入金というかなり複雑な入金サイクル。もはや当月の利益計算なんて複雑過ぎてわかりません。。

話を戻しましてAmazon。Amazonの売上入金の仕組みは、ここ2,3年前から変化があります。僕が初めてアカウントを作った2012年当時にはなかったことをお伝えしていきます。

振込をリクエストボタンが存在するようになった

売上を確認できるペイメントのところに [振込をリクエスト] というボタンが出現するようになりました。これを押すと、通常二週間に一回のサイクルで入金されるところを、毎日、売上金をご自身の口座に入金することができます。

これは資金が少ない方には、良いシステムですね。2012年頃の [小口出品] の出品者向けに同様のサービスがあった気がします。2020年の現在は、大口出品でも入金を早めることができるようになったということですね。

引き当て金が設定される

ここ数年でアカウントを新規作成した方は、必ず [引き当て金] なるものがアカウントに設定されます。引き当て金というのは、例えば2週間分の売上金が50万円だったとしたら、最初の入金時に50万円全部の入金があるのではなく、その半分25万円は入金、もう半分の25万円はアカウントに残されるということです。これは何かあった時の為の担保のようなもので、例えば、顧客が返品してきた際の返金に充てたりされる訳です。

資金が少ない方にとっては、やや由々しき問題ではありますが、売上と月日を積み重ねることで、徐々に引き当て金の金額は少なくなっていきます。最初のパーセンテージは50%と言われています。そこから徐々にそのパーセンテージが下がっていくという仕組みになっています。なので、あまり心配されなくても大丈夫です。

キチンとしたセラーが増えていくのは良いこと

新規のアカウントは、売上実績が少ないのは当然な訳ですし、Amazonも年々アカウントの信頼性のチェックに厳しくなってきていることが関係しているのでしょう。Amazonもひと昔は、ニセモノが氾濫していたり、無在庫大量出品者が横行していたり、コンプライアンスが長年緩い傾向にありました。

まあ今でも中華系セラーによるやらせレビュー問題などがありますが、ECモールとして楽天市場をも凌ぐほどに巨大化した現在は、いろいろな側面で厳しくなっていくでしょう。引き当て金システムは怪しいセラーが排除されていくことを促していて、EC健全化の為には良い流れかと思っています。普通にマジメにやっていけば、その内解消されていきます。プラスに捉えていきましょう。

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