取引しなければ、縁はなし

先日、1年ほど前にメールで取引のお願いをして
見積もりのみもらったメーカーさんのことを思い出しました。


寒くなってきたら、ニーズが高まる商品だったからです。


1年も前のことなので、覚えているかな~と思いながらも、
メールをしてみました。


返信を待つも1日、2日と過ぎていき返信はありません。


そんなに売れている商品でもなかったので、
特に電話はしませんでしたが、ここでわかったことは、
見積もりをもらったのにその時に取引をしなかったメーカーさんとは、
縁がなくなるんだな、ということです。


利益がそんなにとれなかったとしても、
去年見積もりをもらった時点で少しでも仕入れしていたら、
例え1年経っていたとしても、返信はあったでしょう。


なぜなら商売ですから。相手にとってこちらはお客さんです。
大事な顧客を忘れる訳にはいきません。


しかし私は去年見積もりをもらったにもかかわらず買わなかった。
つまりお客さんにならなかった。見積もりだけもらっておいて、
そのまま、というチラ見の人という位置付けになる訳ですね。


日本の商慣習としてお客様は神様です、なんという言葉もあり、
なんとなく買い手が強いというイメージがありますが、
ビジネスの場合やはり買い手、売り手のパワーバランスは
対等であると言えるでしょう。


むしろ大きなメーカーや商社にしてみたら、
ボリュームの小さい取引なんて無意味と捉えるところもあるので、
場合によっては売り手の方が強いということもザラです。


ということを考えた場合、商品の自体の売れ行きが毎年安定して、
ロングセラー商品である場合は、利益がほとんど出ないトントンな場合でも
とりあえずはメーカーと繋がっておくというは一つの戦略になります。


その時はタイミング的に利益が出なかったとしても、
次の年の早い段階で仕入れて販売すれば、
利益が出せる場合もあったりします。


という訳で、メーカーさんがせっかく見積もりをくれたのに、
仕入れをしなかったら、そことは切れるものだと思った方がよいです。


なので、取引を打診するメーカーもある程度は、
絞りをつけて送っていった方が良いと言えるでしょう。


参考になれば幸いです。

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