国内メーカー取引は中級者以上がやるものではない理由

Amazon物販

2017年くらいから、現在まで Amazon物販 のトレンド傾向にある国内メーカー取引は、基本的にジャンルレスに多種雑多に商品を扱う手法です。やり方は国内メーカーの商品を扱っているセラーをチェックして、メーカーを検索して片っ端から取引の打診を行っていくというシンプルなものです。


この手法は簡単で初心者には入りやすいものではありますが、Amazon物販の 中級者以上になってもやり続ける方法ではありません。今回はその理由について書いていきたいと思います。


SKUが増えると在庫も含めて管理が大変になる

商品の種類をたくさん揃える いわゆる”横積み”というスタイルは、とにかく管理が大変になります。在庫の補充のタイミングもかなりバラツキがありますし、商品知識も覚えられたものではないです。商品知識がなければ、顧客からの問い合わせに答えることもままなりません。

一人でやっていたら、利益を大して産まない雑務なルーティンワークのみで1日が終わってしまうことになってしまいます。よって、組織化が必要になってきます。

また安く仕入れる為に、仕入れのロットを大きくする傾向にあるので、在庫過多になるリスクもあります。在庫過多に陥った時に競合が増えてきた時は想像しただけでもウンザリしてしまいます。


専門店じゃないので、顧客がリピーターにならない

商売の旨味はリピートにあるという言葉を聞いたことはないでしょうか。その昔。江戸時代に火事が起こった時に、商人たちは何よりも優先して顧客のリストを守ったという話は有名です。多種雑多に商品を扱うというのは、専門店じゃないので、リピート販売には繋がりません。


ある程度、商品が絞れてきたら、販売戦略に注力を

たくさん商材を扱っていると、利益の出ない商品は段々と排除していくことになります。そうすると、扱っている商品の数が絞れてきてタイトになってきます。自分が納得できる利益額が安定して出せるようになってきたら、次はAmazonだけでなく、ヤフーショッピングや楽天にも出店する方が良いです。

Amazonでは価格以外の差別化ができませんので、楽天やヤフーショッピングで販売戦略を考えながら売っていくのがよいです。


ただ初心者には最適

とはいえ、Amazon物販の初心者が始めるのであれば、国内メーカー取引は最適だと言えます。その理由はリスクの低さにあります。輸入のようにリードタイムの長さや、PSE、技適、食品衛生法などの規制問題もないです。

基本的にAmazonの中で売れているものを予め調べてから売るので、販売戦略を考える必要もありません。副業や物販の初心者が行うにはとても良いビジネスです。


結論:商品を多種雑多に扱うのは、弱者に最適な戦略ではない

という訳で、Amazon物販の国内メーカー取引は最初はいいけど、いつまでもやり続けるものではないということをお伝えしてきました。仕入れ資金があって、スタッフたくさん雇えるのであれば、SKUを多く扱って横に広げていくのはいいのですが、正直言って弱者での戦略ではありません。

例えるなら、郊外のでっかいホームセンターとか、スーパーのようなスタイルです。我々の様な資金が少なく、基本的に少人数で運営してくスタイルであれば、ある程度商材を絞って、そこに特化して販売していくのが良いです。ご参考になれば幸いです。

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