ランチェスター戦略って知っていますか

ランチェスター戦略という言葉をご存知でしょうか。
一言で言えば、弱者が強者と戦う上で、
有効な戦略手段とされているビジネス戦略です。


我々の様な大手の企業の様に資金を潤沢に持たない業者こそ、
このランチェスター戦略をとるべきと考えます。


ランチェスター戦略はザックリ言って、
下記の5つのポイントに要約できます。


①局地戦

➁一点集中主義

➂差別化

④接近戦

➄No.1主義


これらを並べただけでも、我々の様な弱者にとっては
なんだかピンと来るものがありますよね。


元々は戦国時代の武将が合戦時に立てた戦略にルーツをもつことや、
第二次世界大戦における山本五十六の戦略から
ビジネスに応用できるものにまとめたものになります。


今日は①の局地戦について書いてみたいと思います。


局地戦とは、自分にとって戦い易いところで、
場所を絞って戦っていくことと言い換えられます。


例として、織田信長の桶狭間の戦いにおいてとられた戦略を書いていきます。


織田信長軍 3,000人、今川義元軍 20,000人という
圧倒的に不利な状況でとられた戦略です。


個々の差がさほどないと考えた場合、戦い(ビジネス)は数が多い方が有利にできています。

普通に真っ向から対戦したところで、勝ち目はありません。


そこで信長は戦う場所を敵が軍を分散せざるを得ない丘陵地帯に絞ります。


軍3,000人の内、主力を残した1,000人をおとりとして、
そこに敵軍の大半をひきつける作戦と取ります。


そして分散してしまって残り300の今川義元の本陣 へ
主力2,000人で一気に奇襲攻撃。しかも大将の今川義元の首以外は
手柄としても認めないという徹底さを貫くという徹底ぶりで、
見事に勝利をつかみます。


普通に戦ったら間違いなく負けるところを作戦により
局地戦に持ち込むことで自分にとって有利な状況に
変えてしまったという訳ですね。


この戦略はおとり作戦使ったところに勝因があると思い勝ちですが、
それよりも織田信長が子供の頃から遊んでいてよく知っている
丘陵地帯に引き込んだことで、地の利を生かしたことが最大の勝因と考えます。


つまり自分の得意なところで勝負するということですね。


これを物販で置き換えるとしたら、どうでしょう。


大手がやらないことといえば、一番最初に思いつくのはせどりですね。


一品、一品リサーチして、小回りを利かして細かく利益を取っていく、
これもランチェスター戦略の一つであると考えます。


メーカー取引でいえば、大手がやらない少しマニアックな
自分が得意なジャンルで絞って専門家として勝負する。
これもランチェスター戦略と言えるでしょう。


ポイントは大手がやらないことを深堀してやっていることと考えます。


大手というのは潤沢な資金を生かして、エリアを絞ることなく
満遍なくやっていきます。一方、弱者は手広くやろうとしても
資金が乏しくや人手不足なので、全てをカバーをすることはできません。


なので、自分が得意なエリア、ジャンルに絞ったりすることが大切です。


例えば例えば不動産でいえば、
地域密着型でその土地のことを良く知っていることを生かして、
戦っていくのも一つの手ですね。


➁一点集中主義 について書いてみたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました