Amazon輸入転売からECの世界に入った物販プレイヤーだと、多品種少量で商品を扱うしくみをつくる場合が多いと思います。いわゆる横に広げていくというものですね。
このやり方はたまにしか売れないものも扱うので、利益率の高い商材を扱えるということと、赤字が出た時に他の商材を売って補うことでリスクを避けられるという利点があります。
しかし一人物販では多種雑多に横に広げると、まずそれぞれの商品知識をフォローすることはまず無理ですし、増やせば増やすほど在庫の補充を含めた管理が、数に比例して大変になります。そうなると必然的に人員確保がいりますし、在庫を置いておく倉庫も必要になります。
始めた当初~半年、1年くらいは多品種少量でもOKですが、徐々に少品種多量、いわゆる縦積みの単品通販にシフトしていくのが、賢明なやり方です。もちろんその場合ニーズが分厚い商品のみを扱うのが大前提になります。
その理由は、多品種少量の場合、たまにしか売れない利益率の高いものなどもたくさん扱ってしまう為に、在庫が滞留する期間も長くなります。そして概してそういった商品は3万円以上とかの高額商品である場合もしばしばあります。
そうなると現金が在庫に変わったまま時間が経ってしまうので、キャッシュフローが悪くなります。そして前述の通り、管理に時間がかかります。よって、一人物販で、多品種少量に増やしていくのは賢明なやり方ではないと考えます。
ニーズの高い商品を縦積みメインで数種類扱っていたとしたら、仮にその中の一つが供給過剰による相場崩れになってしまい、売っても赤字になってしまうとしても、そこはそれでも捌いて損切りした方が賢明なやり方です。なぜなら多少の損失が出たとしても年間でプラスになっていればOKですし、何より在庫を一定期間の内に捌いていくのが第一優先です。
物販にとって、最も避けなければならないことは、なんらかの理由で在庫が残ってしまうことです。なので、ニーズの高いものを扱うのが基本という訳です。
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