Amazonでの戦略として、カートを取ることが売上の明暗を分けるといっても過言ではないでしょう。
Amazonでは、1商品につき1ページというルールがあります。この1ページの中に複数の出品者がぶら下がって出品しているという形態です。楽天、ヤフーショッピングと違って、”出店”ではなくAmazonでは”出品”という形態が特徴的ですね。この商品ページの中で、15分毎に条件に合致した出品者が、カート取得の順番が順繰りに回ってくるというシステムになっています。
Amazon.co.jpが、公にしているカートボックス取得の為の条件は次の通りです。
■注文不良率の高さ
■出品者のパフォーマンスの指標
■配送スピード、配送方法、購入者へのショッピング体験など
■Amazon.co.jpでの販売実績、取引の数
■出品形態が「小口出品」ではなく「大口出品」であること
上記は基本的なことで、もっと大きな要件が下記の3点です。
★最安値であること
★評価の数が多い
★在庫をたくさん積んでいる
僕の感覚値ですが、この中でも最もカート取得率が高いのは、間違いなく最安値であることだと思います。というか、これが最も強く影響すると断言していいでしょう。
ただ最安値でなくともカートを取れる場合もあります。それはマケプレプライムではない、自社出荷の出品者が最安値にしている場合です。その出品者に対して、100円ほど高くても、FBA出品であればカートが取れる場合は多いです。
商品の価格帯にもよりますが、3000円~5000円くらいのものであれば、カートが取れている場合は多いです。
Amazonで販売戦略に関して、まずはカートの取得が最も注力すべきことになります。楽天、ヤフショはLPページを作ったり、やるべきことは他にたくさんありますが、逆に言えば、Amazonではカートを取得さえすれば、資金力のある競合にも勝てるチャンスがあるということになります。
ご参考になれば幸いです。
コメント