法人の変更登記は、司法書士に依頼しなくても自分でできる

コラム

こんにちは、TZAです。先日法人の変更登記を自分で実践しました。やってみて思ったことなどを書いてみたいと思います。

今年僕は個人の社会保険料を最適化する為、マイクロ法人として稼働させるつもりで準備しています。これに関しては以前こちらのブログでも書きましたので、興味がある方は下記をご参照頂けますと幸いです。

2022年あけましておめでとうございます
https://fat-pockets.com/happy-new-year-2022/

本来、登記に関する書類などは、司法書士さんに依頼して申請を代行してもらうのが通例です。最初、僕もそう思ってネット上で良さげな司法書士さんに、詳細を説明して見積を出してもらっていました。僕の場合は法人の移転登記でしたが、だいたいどこも30,000円(税抜き)程度でした。それプラス、国に納める税金がかかります。これは申請用紙に印紙を貼って登録免許税を支払うということです。

司法書士さんに丸投げして手間を省くのもいいかなと思っていたのですが、試しに管轄の法務局に問い合わせだけでもしてみようということで電話してみたら、予約制で書き方の指導相談ができるということですので、じゃあとりあえず相談して自分でやってみて、挫折したら司法書士さんにお願いしようということにしました。

結論から申し上げますと、自分で申請書を書きあげて提出できました。ただ結構しんどいです…。司法書士さんというそれ専門の士業の方が存在する意味合いがよくわかりました。

まず法務局の方の対応がかなりの塩対応です。本当にびっくりするほど、上から目線で冷たいです。これはもう本当に驚きました。(自分でいうのもなんですが)僕は割と穏やかでことを荒げるのを嫌うタイプなのですが、電話で担当の方に書き方の指導をしてもらっている時、ムムム… と眉間にしわを寄せたくなる塩対応っぷりが結構ありました(笑)

因みに 法務局  とググると検索結果のサジェストワードに [法務局 対応悪い] とか [法務局 不親切] などが出てきます。これをみて、あーやっぱりそういうものなんだなぁと全国各地でどうもそうらしい、というのが分かって少し納得しました。まあそもそも国家公務員ですし法務局の方も商売でやっている訳ではないですからね、まあある程度は仕方ないのかなと思いました。2回目の相談からは、こちらも態度を改めてかなり低姿勢にして熱心に書き方を聞く姿勢に努めました(笑)

正直書き方は難しいです。というか分かりづらいです。。やはり法に則った正式な文書を書くので、言い回しがカタいし、ルールが細かくあってどれが正解なのか、書いてて迷いまくりました。。結果として、申請書を提出するまでに合計4回電話相談の予約を取りました。毎回同じ担当の方で4回目くらいには「あーまたあなたですね」みたいな感じになってました(笑)

今回変更することが3つありました。本店移転登記、役員の辞任、代表取締役の住所変更でした。これをまとめて一つのセットにすることにとても時間がかかりました。日付は合っているのかどうか、古い住所、新住所の書く位置のルール、添付書類はどのように書くのか、登記されている印鑑と三文判で良い印鑑はどこに押すのか、本綴じのやり方、契印の仕方など、まあ一般人には難解なことで満載です。その道のプロである司法書士さんが存在している意味が本当に理解できます。

そんなこんなでなんとか司法書士さんに支払うべき手数料(33,000円)を自力でやって浮かせた訳でですが、時間にしてみたらどうでしょう、トータルで5時間くらいはかかったのかな、という印象です。時給にしてみたら6600円くらいですかね。

終えた感想はやって良かったです。理由は次にやる時にはもっと早くできるし、余程のことがない限りは司法書士さんにお願いしなくても良いからです。ということで、今回は 法人登記は、司法書士に依頼しなくても自分でできる、という記事を書いてみました。こういうのって、うわっ、難しそう!面倒くさそう!と逃げたくなるのですが、まず国の所轄の窓口に問い合わせしてみて、イケそうなら自分でやった方が勉強になるし、コストも浮かせることができます。ご参考になれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました