FBAは優れているが、デメリットもある

Amazon物販

昨日の記事で、AmazonのFBAは本当に優れていると書いておきながら、本日は、FBAのデメリットも書いてみたいと思います。


■大型商品をFBAに送ると送料が倍かかる

大型商品は、サイズが大きいので、単体パッケージでFBAに送ることが多いです。標準サイズの納品のようにたくさん詰め込んで一個一個辺りの送料を安くできないということですね。

注文が入った時に、自社発送であれば、自社(家、事務所など)から顧客の元へ直接発送すればよいので、送料が一回分のみで済みます。しかしFBAを使うと、自社からAmazonのFBA倉庫に一旦送ります。受注が入ったら、そこからさらに発送料と手数料がかかるので、2倍かかることになります。

ただFBAに在庫があった方が、カートが取れやすくなるので、回転率が高くなれば、一概にどちらが得、損とはなかなか言い切れない部分もあります。そもそも在庫のスペースがなければ、FBAに送るしかないですしね。


■楽天のあす楽には対応できない

FBAには、他モールの受注発送に対応する為のマルチチャンネルサービスがありますが、基本的に遅いです。発送までに2,3日かかります。プラス料金を上乗せしてエクスプレス便を使えば早くなりますが、倉庫側の混み状況に影響を受ける為、Amazonがセール期間中だったりすると、大幅に遅れる時もあります。よって楽天のあす楽、ヤフーショッピングのあすつくなどには、対応することができません。


■キャンセルができない

AmazonのFBAは一旦、受注が取り込まれてある一定の時間が過ぎた場合、キャンセルは受付られません。もし何か不備があった場合、顧客に連絡して、返送してもらうという処理になります。

自社発送の場合であれば、発送した後に、何か添付物を入れ忘れたなどのミスがあったしても、配送会社に電話してストップさせることなんかは可能ですね。つまりは融通が利かないということですね。


場合によっては自社発送の方がコスト減になるかも

FBAサービスは、Amazonを始めた頃や在庫を保管する場所がない場合は、結構便利なサービスです。ただ在庫を保管する場所が確保出来たり、組織化して自社発送できる仕組みがある方は、コスト面で自社発送の方が良い場合もあります。今はマケプレプライムなどもありますので、FBAに入れないとカートが回ってこないということもないですしね。

FBAからのマルチチャンネル発送の値段もかなり上がってきています。僕がAmazonを始めた2012年当時は、確か一件、400円だったと思います。今では738円ですからね、倍近くです。

置いておくだけで保管料もかかってきますし、最近では在庫パフォーマンス指標なんてものも出てきています。実際に物販の上級者はAmazonのFBAを使っていないという人も結構います。自社で大口で契約した方がコストが安い場合もあります。いろいろと考えると現状は見直しの時期にさしかかっているのかもしれませんね。

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