国内メーカー取引の商慣習

国内メーカー取引をこれから始めたいという場合、
輸入をやっていた頃と比べて違和感を感じることがいろいろあります。

いわゆる日本の商慣習というやつですね。

それは、FAX、発注書、掛け売りです。


私も国内メーカー取引を始めてから
割と驚いたのですが、未だにFAXでやり取りをしている
ところはたくさんあります。昔ながらの商取引の名残でしょうか。


やり取りの始まりはメールからなので、
いやそのままメールでのPDFを添付して、
やり取りすれば良いんじゃないですか。
と言いたくなるところですが、

国内での商取引の慣習では、なんとなくですが
売り手市場な肌感覚があります。


基本的にこちらが従うのみです。


余談ですが、国内メーカー取引を始めたころ、
相手側がFAXしてください、と言ったので、
「え、FAX?すみません、ないのでメールでいいですか?」
とゴリ押ししてメールでの受発注に無理やりしてもらったことがあります。

ネット完結になれ過ぎてしまって、
相手の気持ちを考えない行動をしてしまったと
今までは反省しています(苦笑)…

因みに幸いにもいまだにそこのメーカーとは取引が続いていますが。


FAXが良しとされているのは、やはり紙が残るからでしょうね。


メールだとプリントアウトするという手間が
一個増えるということもありますしね。


ただ印字が見えない時もあるし、紙が嵩張って場所を取るという
不合理な点もありつつ…


とはいえ、先方がそういうのであれば、
買い手としては従うしかないのが現状です。
なので、FAXは必ず用意しましょう。


と、発注書を書くことも輸入にはなかったことですね。


海外の場合、買い手側が “これを買います”
というものを先に送るというのはなく、
見積もりをもらってそのままインボイス(請求書)をもらって、
海外送金、もしくはペイパルなどで支払って終了。
というパターンがほとんどですが、


日本の商慣習の場合、
買い手側が注文書を先に出すというのがあります。


これは僕も最初は戸惑いました。
書き方はグーグルで 発注書 テンプレート などで
検索をするとたくさん出てきます。
それをgoogleドライブのスプレッドシートで編集すれば使えるようになります。


また掛け売りというのもあります。
これは取引する上で買い手のことを信頼して代金は
後でいいので先に商品を送るよ、という契約のことですね。


例えば、よくあるパターンとして月末締め、翌月末払いだとすると、
7月31日までにあなたに送った商品の代金は、8月31日(まで)に
入金してくださいね。ということです。


資金がない内は、掛け売りは非常に助かりますね。
在庫を長く持つことができます。
仕入れた時には相場が崩れているけど、
少し待てば持ち直すという推測が建てられる場合などに有効ですね。


ということで、この3点は国内メーカー取引を始めるにあたり、
まず準備しておきたいところです。
ご参考になれば幸いです。

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