メーカーとはいえ、中国はまだまだ結構ずさん…

Amazon物販

先日、中国のとあるメーカーさんから荷物が届きました。外注さんに開封検品してもらったところ、同封の納品書と実際の商品の数が合わないとのことでした。正確にいうと、納品書上では、A001が30個のはずなのに、A001が29で、A002が1で30個届いているとのことでした。


メーカーとの取引とはいえ、中国のメーカーとやりとりしているとこういうことはしばしばあります。タオバオやアリババから仕入れしていると、アパレル系商品で1/3くらいは売り物にならないものだったという話をよく聞きますが、メーカーでもこういったことはあります。


因みに今までに僕があった相手側のミスを挙げますと、

・支払い金額が半分になったインボイスを納品書として入れてくる

これはアンダーバリューになります。アンダーバリューとは、通関時の関税、消費税を安くする為に、実際に払った金額よりも低い金額で税関に申請することです。これは法律違反になります。もしかしたら、相手側は良かれと思ってやってきているかもしれませんが、これは日本の法律上やってはいけないことなので、相手側にちゃんと支払った金額で納品書入れてもらうようにお願いしましょう。


実は今回の荷物もメーカーがアンダーバリューをしてきて、税関から電話がかかってきました。メールでやりとりしていた時のインボイスをFAXして訂正して通関しました。

・メールを自分ではない小売業者宛てにしてくる(メール間違い)

以前、取引していた中国のメーカーさんの営業スタッフさんが、自分ではない日本のAmazon物販の競合の人宛てに、間違って僕にメールが来たことがあります。それはなぜわかったのかと言うと、相乗り出品だったので、競合さんの代表者の名前がメール本文の冒頭に書かれていたからです。


どんな商品に興味があって、何を発注しているのかまで、やりとりが丸わかりで面白かったですが、こういうマチガイがあるということは、自分とのやり取りも他の競合に行ってる可能性もあるなぁ…と。


・やはり不良品が多い

メーカー側でキチンとした検査機関を設けて、[検査済み]と、銘打っているメーカーさんも多いのですが、それでもやはり、ある一定の確率で不良品が入っていることが多いです。で、しかもこれを不良だったから返品したいと言っても、結構、返品の条件が厳しかったりするんですよね…


とある中国のメーカーでは、不良かどうかどこが不良なのかを動画に撮って送ってくれと。で、ウチの生産工場の専門スタッフが判断して、不良だったら良品交換&返送料負担。良品と判断したら交換ナシ、返送料負担ナシね、という条件のメーカーもいました。


海外との取引は柔軟なスタンスを

国内メーカー取引の場合、数の間違い、不良返品交換対応などは、割と寛容で手厚く対応してくれるところが比較的多いです。どちらかいうと、買う人の方がやや強い傾向にあると思います。しかし海外のメーカー取引では、売り方買い方の立場は対等、もしく売る方が強いという場合も多々あります。


文化、商慣習、民度の違いといえば、それまでですが、日本の常識は世界の非常識、逆もしかりです。グローバルにビジネスを行っていく以上は、受け入れる器を持って、自分が間違っているのかもしれないと常に自分を疑って懐広いスタンスでやっていくべきですね。

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