もし今、全くの0からECを始めるなら

Amazon物販

僕が最初AmazonでECを始めたのは2012年の初頭でした。現在2021年の4月なので丸っと9年経ったことになります。始めた当時は1ドル 80円の超円高時だったので、輸入やらないと損みたいな雰囲気がありましたね。本日はもし今の時代に0からEC業界に参入するとしたら、何から始めてどういった経緯で利益を伸ばしていくかを考えて書いてみたいと思います。物販は仕入れして在庫を持たなければ売上を立たせることはできないので、普段の生活費と別に使えるビジネス資金100万があるとします。

まずはAmazonでメーカー取引

EC初心者の場合いきなり楽天とかshopifyなどのネットショップから、というのはハードルが高いのでまずは誰でもお手軽に参入できるAmazonから始めます。クレジットカードと免許証(パスポート)さえあればすぐにでも出品できます。

Amazonでメーカーの型番商品を売るのは販売戦略がいりません。ランキングの高いものや売れ筋商品を扱い、他社よりも安く仕入れて出品できれば勝ちです。仕入れルートの確保とある程度の交渉力があれば売上を立てやすいのです。まずは薄利でも売上を立てやすい国内のメーカー取引を行って経験値を積みながらまずは月商100万円 利益10万円(利益率10%)を目標にします。

次にヤフーショッピング

利益の出る国内メーカーの商材がおよそ絞れてきて安定して販売の上、利益が30万円くらいになってきたらヤフーショッピングを始めます。なぜ次はヤフーショッピングかというと一番の理由は出店料が無料だからです。楽天は出店料がかかります。[売る力]がまだないのに、楽天に出店するのはリスキーです。成功するかどうかの不確定要素が高いものはなるべくリスクを避けた方が良いです。

二番目にネットショップをやるとなるとEC本来の “売る力” がつくからです。それは、サムネイル画像を作りこんだり、外注さんに仕事を任せたり、広告を打つといった販売戦略の部分です。正直に言ってAmazonでの販売スキルはヤフーショッピングや楽天、shopifyなどではいかせません。ECを実践していく上で大事なことはこういった販売戦略のところです。その為にヤフーショッピングをAmazonの次に実践することは長期的にみた場合のECでの売る力をつける為です。

ヤフショのスキルは楽天でも活かせる

ヤフーショッピングで月商30万円くらい売れるようになれば、次に楽天への参入を考えます。ヤフーショッピングで30万円売れていれば、同じ戦略を楽天で実践すれば100万~150万くらいの売上が見込めるからです。現在のECモールの集客力はAmazon→楽天→ヤフーショッピングの順番です。(今後はわかりませんが)まだまだ楽天とヤフーショッピングの差は結構開いています。

また楽天と楽天とヤフーショッピングは、0と5の付く日、楽天スーパーSALEや超PAYPAY祭り、倍々セールなど、イベントごとが似通っていて、広告の出稿なども同じような感じです。なので、ヤフーショッピングで培った販売力がそのまま楽天でも活かせるという目論見です。ちなみ余談ですが、ヤフーショッピング、楽天で身に付けた販売スキルは、リアルの店舗などでも十分に活かせると思います。

最初のAmazonで横展開はやめておく

前述していますが、楽天は出店料が最初にかかるのである程度イケると思う手応えとECにおける販売スキルがないとリスキーではあります。そして楽天を始める頃には商材もかなり絞れてきているはずなので、三つのECモールで販売していても管理もそこまでは大変ではありません。

イケると思う商材を徐々に絞っていくことは結構重要です。最初のAmazonで商品の種類を横に広げてしまうと、資金がより多く必要になりますし、要管理期限管理商品なども出てくるととにかく管理が大変になり、組織の形成などが必要になってきて一人物販の範疇を超えてしまいます。

まとめ

ということで、本日はもし今からECを始めるならどういった風にやっていくかということを書いてみました。大事なことは初心者の方であればまずはリスクを避けるということです。せっかく稼ごうと思ってやり始めたのに、勢いでいきなり楽天に挑戦して売上を立てられずに出店料で赤字とか、売る力がないのにオリジナルでOEM商材を作って在庫過多でキャッシュフローが回らないなどの損失を出してしまったら目も当てられません。

何事も一朝一夕に成し遂げることはできません。時間をかけて着実にゆっくりと力をつけていきましょう。まずは簡単なところから実績を積んで徐々にステップアップしていくことをおススメします。

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