せどり,転売をおススメしない4つの理由

Amazon物販

僕のAmazon物販のキャリアは、2012年頃、アメリカのebayやネットショップ、アメリカのAmazon.comで小売り商品を仕入れして日本のAmazon.co.jpで販売するという、俗に言う [Amazon輸入転売 ] からのスタートでした。



転売は安く仕入れて高く売るだけの、販売力のいらない非常にシンプルでカンタンな商売です。物販の初心者が始めるには、お手軽に儲かるビジネスです。


中古のレコード転売や国内の家電せどりなんかもやりつつ、それから国内、海外のメーカー仕入れに流れていったという感じです。


今でもAmazon.comから仕入れてAmazon.co.jpで販売するという方法をやっている人は多数いると思います。普通に儲かる商品はたくさんありますからね。正直、せどりや転売という手法自体は、古くからある手法であり、この先もなくなることはないかと思います。


ただこの先ずっと、Amazonで転売が継続してできるかどうかというと、ちょっと微妙かな…と思うところがありましたので、その理由を4つあげてみました。

1.Amazonが 転売商品を排除していく動きがある

Amazonは、2018年辺りから、下記のアナウンスを出しています。

「新品」として出品できない商品
以下の商品は、Amazonで「新品」として出品することはできません。

・個人(個人事業主を除く)から仕入れた商品。
・メーカー保証がある場合、購入者がメーカーの正規販売代理店から販売された商品と同等の保証(保証期間など)を得られない商品(例えば、メーカー保証がある場合に、すでにメーカーが定める保証期間が始まっている、または保証期限が切れている商品など)。
 (原文ママ)

Amazon



特に2点目が重要ですね。転売で仕入れた商品は、基本的にメーカーの保証が受けられません。もし初期不良などがあって、購入者がその商品のメーカーに連絡したとしても、メーカーから「購入店はどちらですか」と聞かれた時に、Amazonの転売屋さんのショップ名を伝えたところで、メーカー側では認めてもらえないからですね。


2.転売、せどり、というイメージが世間一般的にあまりよくない

ブックオフで一冊一冊バーコードをあてる作業を延々と繰り返しているところを店員さんにジロジロ見られたり、ヤマダ電機でワゴンセールの商品を「施設で配るので全部ください」と噓をついて仕入れしてみたり、ファミセや蚤の市などで商品取り合いの揉め事に巻き込まれたり、などなど、

せどりや国内の転売をやっている(いた)であれば、結構あるあるかと思います。

やっぱりせどりとか転売って、一般的なイメージってあまりよくないです。どこかやっぱり後ろめたさがあるんですよね。家族、親兄弟にも言いづらかったりとか。

世の中の小売り店なんて、どこかしらから仕入れをしている訳だから、転売と同じじゃないか。という意見もありますが、やはりイメージ的にはよくないのが現状です。


3.真贋調査が入った時にメーカーから仕入れしている証明がないと、アカウント停止→閉鎖のリスクがある。

Amazonでは、購入者や同業他社からの申告や密告により、商品の真贋調査がいきなりくる時があります。これはひと昔前(2014,5年)中国輸入転売が流行っていた時に頻発していました。僕の周りの物販プレイヤーもかなりヤラれていました。


アカウントが閉鎖になると、

■セラーセントラル上に売り上げているお金が三ヶ月分が入金されなくなる

■FBAの在庫が全て強制返送になる

■同一アカウントでの販売は一切できなくなる


といったことに陥ってしまい、このアカウントはあきらめなければならない可能性もあります。せっかく積んだ入金実績も得た評価も全て水の泡となってしまいます。正直これは最も避けたいことのひとつですね。


4.継続的に同じ商品を仕入れできない ~せどりはアナログ~

せっかく高い利益率の商品だったとしても、転売、せどりの場合は、常に一回限りの仕入れになってしまいます。例えるならば、毎回 “狩り” に出るようなイメージですね。店舗仕入れなどはまさににそうで、せどり経験者の方は”狩り”に出たものの、今日はイイ獲物が得られなかったという思いをしてしまったことも多いのではないでしょうか。

常に日銭を稼ぐイメージというか、単発的な目先の利益を常に追いかける様な作業になるということです。長期的に同じ商品を扱えないので、売り上げや利益の安定性に欠けるということですね。


結論:全否定する訳ではないが、主軸事業にするにはリスキー

という訳でせどり、転売をおススメできない4つの理由を書きつらねてきました。

とはいえ、僕はせどり、転売を否定する訳ではありません。僕自身も家電量販店の蚤の市に行ったこともありますし、今でも利幅の大きい中古品の転売なんかはたまにやったりしています。

なので、お伝えしたいことは、転売を物販事業の主軸にすることはおススメできないということです。今回の上げた4つの理由を鑑みるとやはり主軸事業にするにはリスキーかなと考えています。

この先、長期的にネットを使って物販をするのであれば、どこかで、メーカー、問屋さんからの仕入れ販売、あるいは、総代理店や自分がメーカーになることをおススメします。

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