こんにちは、TZAです。昨日ニュースサイトをチェックしていて、こんな記事を読みました。
欠陥品に返品、大量廃棄…マーケットプレイスの商品問題噴出で、アマゾンの方針転換とは?
https://diamond-rm.net/management/92829/
ザックリ記事を要約しますと、
マーケットプレイス出品者がAmazon上で販売した商品にもし欠陥があって消費者からのクレームがあったら、まずAmazonがマックス 1000ドルまで支払うというシステムがアメリカのAmazonで導入されるということがまず一点。
二点目は、2個の新システムについて。「FBAグレード&リセル(評価・再版)」というシステムで、FBA販売した商品が返品されてきた時に、倉庫内でアマゾンが商品の状態を「新品同様」「優良」「良」「販売可能」に分類。その後出品者が評価に基づき価格を設定してそのままAmazonで再販売できるようになるというもの。また「FBAリクイデーション」というシステムにより、FBA上に出品者が持つ過剰在庫を一括で買取業者に売ることができるというもの。
記事では、最後に今年の6月にAmazonが売れない在庫を大量に廃棄していることが明るみになったことで、悪いイメージを避ける為の措置ではないかと締めています。
この最後の締めの文章で僕がパッと思い浮かんだことがSDGsですね。最近では日本でも徐々に浸透してきていますが、海外、世界的にみると、どの企業もSDGsに対する意識は本当に高くて、もはやサステイナブルに取り組んでいない事業者は淘汰されるくらいの雰囲気になっているのではないかと思います。
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一点目のAmazon自体が販売してものではない、マーケットプレイスの出品者がFBAで販売したものに対して、Amazonが先だって仲介してくれるようになるのはイイですね。今までのAmazonのスタンスは、「商品そのものに何か問題があったら出品者のせい、ウチはただ間貸ししているだけ」という感じでしたからね。ちゃんと責任を持ってくれるのはありがたいです。
二点目の内の一つ、「FBAグレード&リセル(評価・再版)」。これもFBA出品者に対して優しくてイイですね。まあ皆さんご存知の通り、Amazon FBAで出品していると、由々しき問題の一つが、購入者からの理由なき返品。本当に参りますよね…。ところが今回のシステムでは、FBAの倉庫内でAmazon側が状態を確認して、出品者はセラーセントラル上で値段を付けるだけで再販できる。これは素晴らしいですね。一人物販やってて、まあこの作業時間は全く生産性がないな…と思う作業が、返品商品の状態確認ですね…。
そして気になる導入時期ですが、記事では今のところ、消費者からのクレームの補償金1000ドルは、Amazon.comで8月から。Amazon.co.jpでのアナウンスは今のところありません。「FBAグレード&リセル」はイギリスではすでに始まっていて、アメリカは年内に開始予定。22年初頭にはドイツやフランス、イタリア、スペインでも開始されるとのこと。「FBAリクイデーション」はアメリカやイギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スペインで間もなく開始されるとのことです。
アメリカのAmazon.comで始まれば、日本のAmazon.co.jpでも始まるのも時間の問題かと思います。個人的には早く「FBAグレード&リセル(評価・再版)」が始まってくれると嬉しいですね。
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